CAPCOM PRO TOUR公式規定 2022
最終更新日2022年4月11日v 1.0.0
以下はCAPCOM U.S.A., Inc.(以下「CAPCOM U.S.A.」という)が管理する、世界各地域で開催される大会から成るCAPCOM Pro Tourに関する公式規定(以下「本ルール」という)である。
-
CAPCOM Pro Tourの概要
CAPCOM Pro Tour(以下「CPT」という)は世界各地域で開催される競技トーナメント・シリーズであり、使用されるのは株式会社カプコン(以下「CAPCOM」という)の最新格闘ゲーム、「ストリートファイターV チャンピオンエディション」である。
CPTは下記3種類の大会によって構成される(以下、CPT大会群)
- CAPCOM Pro Tour Online Premier(以下、CPTOnline)
- CAPCOM Pro Tour Offline Premier(以下、CPTOffline)
- CAPCOM Pro Tour World Warrior(以下、CPTWW)
※CPTOffline及びCPTWWについては詳細が確定した段階で本ルールを更新する
CPTOnlineは世界各地域で全19回開催されるオンライン大会(以下、CPTOnline大会群)であり、優勝者はCAPCOM CUP IX の出場権が与えられる。(本ルールに則り例外的に変動する場合がある)
CAPCOM CUP IXは2023年開催を予定しており、CPT大会群の代表選手48名で開催される招待制大会となる。CAPCOM CUP IXの大会ルールについては開催日、場所が確定した段階で本ルールを更新する。
-
CAPCOM CUP IX出場資格の詳細
CPT大会群のいずれかの大会でCAPCOM CUP IXの出場権を得た選手は、参加資格のある別のCPT大会群に参加することはできるが、たとえ優勝としても出場権を重複して得る事はできない。その場合、当該大会の選手のうちCAPCOM CUP IXの出場権を有しない選手の中で最も高い順位の選手へ出場権が移行することになるが、優勝者に与えられる出場権以外の褒賞は移行されない。
-
各用語の定義
CPTOnline: 2022年4月30日から2022年12月4日に世界各地域を対象に開催されるオンライン大会であり、使用されるのはCAPCOMの最新格闘ゲーム「ストリートファイターV チャンピオンエディション」である。各大会の優勝者には2023年開催予定のCAPCOM CUP IXへの出場権が与えられる(本ルールに則り例外的に変動する場合がある)。
CPTOffline: 詳細が確定した段階で本ルールを更新する。
CPTWW: 詳細が確定した段階で本ルールを更新する。
CAPCOM CUP IX: 完全招待制の賞金付き大会のことで、2023年に開催される。CAPCOM CUP IXの出場者は、CPT大会群の48名の代表選手である。なお、CAPCOM CUP IXの大会ルールについては開催日、場所が確定した段階で本ルールを更新する。
大会: CPT大会群の各大会を指す。
大会運営者: 大会の主催・運営を担当する組織。
大会関係者: 大会運営者のみならず、CAPCOM U.S.A.とその関連会社、卸業者、代理人、その他CPT大会群の準備、実行、褒賞設定、褒賞提供等に携わるすべての組織。
-
大会日程
大会日程は添付A(「大会日程」)に定められており、CAPCOM U.S.A.の独断によって大会日程の追加あるいは変更が行われることがある。
やむを得ない事情により大会が削減された場合、原則代替大会の開催は行われない。
-
大会ルール
すべての大会は添付B(「大会ルール」)に定められるCPT公式大会ルールに従って運営される。
-
大会の対戦組み合わせ
CAPCOM CUP IXの対戦組合せは確定した段階で本ルールを更新する。
-
権利継承ルール
CPTOnlineの勝者がCAPCOM CUP IXへの出場権を辞退した場合、辞退者が出た大会で当該出場権を有しない選手の中から最も高い順位の選手へ当該出場権が移行することになる。
-
選手参加資格
2022年4月1日時点で13歳以上となっている選手は、すべての大会に参加が可能である。13歳以上だが居住地の法律で成人年齢に達していない選手(「未成年」)はすべて、(1) 大会に登録・参加するために親または法的保護者による承諾が必要であり、また(2) 参加するすべての大会で親または法的保護者の同伴が必要である。
CPTOnlineへの参加資格を有するプレイヤーはすべて「選手」と称される。選手が未成年である場合、「選手」という言及にはその親または法的保護者も含まれる。
CAPCOM U.S.A.とその関連会社、卸業者、代理人、その他CPTOnlineの準備、実行、褒賞設定、褒賞提供等に携わるすべての組織の従業員、取締役および役員、そしてそれらの近親者(配偶者、兄弟、両親、子供およびそれらの配偶者)は、CPTOnlineへの参加資格を持たない。
大会運営者とそのスタッフは自身が運営する大会には参加できない。だが、当該大会運営者とそのスタッフが運営に関与していない他の大会には参加できる。
CPTOnlineの各大会に「添付D CPTOnline 対象地域リスト」に記載された地域に在住の選手のみが参加可能となり、異なる地域の大会には参加できない。なお、いずれかの大会に参加した選手は大会期間中に在住地域が変更となっても別ブロックの大会に参加することはできない。
-
出場に際しての同意事項
大会に関する情報は次のURLで見ることができる。 https://review-cpt.agacdntest.com.
大会に参加する時点で、選手はCAPCOM U.S.A.に自身(以下「選手イメージ」という)の録音、録画、写真撮影を許可するものとする。また、予め同意を得た選手については選手自身の写真、参加時の環境(自宅等)の映像、写真の提供を行う。選手イメージの所有権はすべてCAPCOM U.S.A.に帰属する。選手はCAPCOM U.S.A.およびCAPCOM U.S.A.が使用を許諾した者すべてに選手イメージを使用、編集、脚色、投稿、ストリーミング、複製、展示、上演、伝送、放送、その他の手段で使用する権利を認める。選手イメージには氏名 (実名ならびにプレイヤーネーム)、肖像、声、会話ならびに選手の個性や外見、その他すべての要素が含まれており、これらは一人か他者と一緒か、一部か全体か、単体か他の素材との併用かにかかわらず、既知の媒体ならびに今後開発されるすべての媒体を通じて世界中で永久に使用されるものとし、その目的には売買、宣伝、広報およびその他あらゆる合法的な目的が含まれ、法によって禁止されていないかぎり追加の報酬、対価、通知あるいは許諾取得は不要であるものとする。
つまり、全選手は大会や自身のゲームプレイの録画映像の所有権を有さず、全てCAPCOM U.S.A.が保有し、選手に報告等なくCAPCOM U.S.A.の裁量に基づいて利用可能とする。
注意:CAPCOM CUP IXには登録手続きが存在しない為、本条については自動的に適用される。CAPCOM CUP IXの出場者は、本ルールに定められる通り、CPTOnlineの結果によって決定する。
-
CAPCOM Pro Tour公式規定への同意
選手は大会に出場することで、大会ルール(添付Bに記述)を包含する本ルール、そして大会に関するすべての事項について、最終的かつ拘束力のある大会運営者の意思決定に、完全かつ無条件に同意する。すべて褒賞は、選手がこれらの本ルールすべてを遵守することを条件として提供される。
-
行動規範
すべての選手は、互いを尊敬し、すべての大会関係者および観衆に対して敬意を払う必要がある。この行動規範は、すべての選手、大会関係者、および招待イベントや大会に参加するすべての人に適用される。選手は、いかなる場合においても、カプコン、トーナメント・オーガナイザーおよびその代理人の決定に拘束されることに同意するものとし、その決定はすべての点において最終的かつ拘束力を有するものとする。
禁止行為:
禁止行為は以下を含むが、これらには限定されない。
- 罵る、大声で叫ぶ、または脅迫すること
- 他のプレイヤー、トーナメントスタッフまたは観客に対し、対面或いはいずれかのオンラインチャンネルで、ハラスメント(以下に定義)をしたり、脅したりすること
- 身体的暴力またはサイバーバイオレンス
- 共謀
- ゲームで何らかの利点を得るもしくは相手に不利益を与えるためにゲームソフトウェアを直接改ざんする外部ソフトウェアの使用やMOD、改ざんパッチによるゲームソフトウェアの改ざん等の既知または未知の手段によるチート行為
- ゲーミング機器/ハードウェア、ゲームサーバー(ゲームサーバーの悪用またはハッキングを含む)、またはトーナメント用に提供された施設を含む、トーナメントのインフラストラクチャの妨害
- 意図的にゲームプレイを遅らせたり、速度を落としたり、または操作すること
- 意図的にネットワークケーブルの接続を中断したり、Distributed Denial of Service「DDoS」(分散型サービス妨害)またはその他の手段により、ゲームサービスへの他のプレイヤーの接続に干渉すること
- 意図的にネットワーク接続を中断すること
- トーナメント・オーガナイザーまたはトーナメントスタッフの適切な指示に従わなかったり、目につくような異議、または混乱を招くような異議を唱えること
- プレイヤーは、大会運営者が定めた健康と安全のためのプロトコールを全て遵守しなければならない。 ソーシャルメディアに違反行為を投稿した場合、直ちにイベントから追放され、該当する場合は出場料を没収されることになる
- その他のあらゆる既知または未知の方法によるゲームプレイの改ざん
- トーナメントの内外に関わらず、ストリートファイターのコミュニティーやカプコンに対して悪い印象を想起するか、または想起すると思われるとカプコンが独自に判断した個人行為。これにはソーシャルメディアによるコミュケーションと以下を含む
- プレイヤーは、トーナメント・オーガナイザー、カプコンとの間で交わされたコミュニケーションを、手段を問わず、第三者に開示または漏洩することはできない。これには、(a)ソーシャルプラットフォームや通信サービスでの電子メール、ボイスメール、ダイレクトメッセージ、および(b)プレイヤーストリームでのカプコンスタッフおよびトーナメント主催者とのコミュニケーションの開示やスクリーンシェアが含まれますが、これらに限定されない。トーナメントへの参加をストリーミングするプレイヤーは、ストリームとゲームのために別々のインターネット接続を利用することが強く推奨される。
- カプコン独自の判断により、不快なまたは不適切と見なされるその他のあらゆる行為
「ハラスメント」とは、以下を含むが、これらに限定されない。(i)身体的な暴力行為による脅威、(ii)トーナメント、カプコンプロツアー、またはすべてのプレイヤー、イベントスタッフ、または出席者に関する侮辱、(iii)性別、性同一性と性表現、年齢、性的指向、障害、外見、体の大きさ、人種、および/または宗教に関する不快な発言や行為、(iv)公共の場での性的な画像、(v)意図的な脅し(ストーキングや後をつけるなどの行為を含むがそれに限定されない)、(vi)ハラスメント的な写真や録画、(vii)トークその他のイベントを持続的に混乱させること、および(viii)不適切な身体的接触や望まれていない性的な注目。ハラスメントは、直ちにカプコンeスポーツチームに報告をおこなう。
侮辱的言動は(ix)いつであれ、侮辱的言動がとられた時。これはトーナメント中も含むが、それには限定されない。そして(x)対面および/またはオンライン上で侮辱的言動がとられた時(テキストメッセージ、ブログの投稿、および/またはソーシャルメディアを含むが、これらに限定されない。)に、処罰の対象となる。
処罰と執行:
この行動規範に違反した者は、それが誰であっても、ここに定める規定により処罰の対象となる。この行動規範に対する違反が発生したか否かに関する判断は、入手可能な事実に基づいてカプコンが独自に判断する。そうした事実は、公的報告書と証人による証言がある場合はそれらを含むが、それらに限定されない。処罰は累積的に執行されるものとする。前項で規定されるいずれかの行為に従事した者は、複数の違反行為があれば対象となる処罰も累積する。
この行動規範に違反した者は、以下の処罰を受けることになる。(xi)対象となるトーナメントからの除外もしくは資格の喪失、またはその両方の処罰を受け、そしてカプコンまたはトーナメント・オーガナイザーの判断により、受け取れる可能性のあった賞金のすべてを没収され、および/または(xii)出演料を没収される。さらに、身体的な暴力に関する極端な発言、および/または脅威は厳格に禁止しており、カプコン独自の判断により、さらに重い処罰の対象になり得る。それらの処罰とは以下を含むが、これらには限定されない。(xiii)今後のすべてのカプコンのイベント、ストリートファイター・トーナメントおよび/またはトーナメント会場からの除外、および/または(xiv)刑事訴追。
カプコンによる執行行為に加えて、トーナメント・オーガナイザーがその方針に基づいて、プレイヤーを処罰したり、出場禁止または停止にすることがある。
スポンサーシップの制約:
プレイヤーは、アダルトサイトなどのアダルトコンテンツ企業またはタバコやヴェポライザー(電子タバコ)、ドラッグ、酒類、拳銃またはその他の武器を製造、販売、流通、または取引している企業によるスポンサーシップ、賛同、またはそれらの企業とのその他の商業的な提携の表示、宣伝、またはそれ以外のいかなる方法による促進も行うことはできない。念のため明記すると、スポンサーシップや提携関係の有無に関わらず、プレイヤーはアダルトコンテンツ、ドラッグ、タバコおよび/または酒類のブランドを促進するような衣類、帽子、アクセサリー、そのほかのアイテムを着用することはできない。
カプコンとトーナメント・オーガナイザーがそれぞれ独自の判断により、いずれかのカプコンの正式な商業スポンサーシップ広告主と同じ市場カテゴリーの製品やサービスを提供しているいかなる企業によるスポンサーシップ、賛同、またはそれらの企業とのその他の商業的提携をプレイヤーが表示、宣伝、または促進することを禁止する権利を有していることをプレイヤーは承認し、それに同意するものとする。ただし、トーナメントプレイの間、プレイヤーは自らが選ぶ任意のファイトスティックを利用できる。
留意事項: トーナメントまたはカプコンに関連するウェブサイトまたは機器を損壊したり、エントリープロセスを改ざんしたり、またはトーナメントの正式なオペレーションを害するような意図的な試みは、それが何であれ、刑事法および民事法違反となり得る。そのような試みが実行された場合には、カプコンとトーナメント・オーガナイザーはそれぞれ、関係する個人(または複数の個人)を起訴するために協力し、法律で許可される最大範囲におけるすべての救済を求める権利を留保している。
-
褒賞
「出場選手」に与えられるすべての現金褒賞(賞金)、「移動・宿泊費」ならびにその他の賞品は、まとめて「褒賞」と呼ばれる。
褒賞は、賞金を受け取る選手が所属する国や地域、あるいはCAPCOM U.S.A.および大会運営者を含む大会関係者やそれらの所属する団体などの法律や独自に定めるルールに遵守されて付与される。場合によっては全額付与されないことも想定される。その場合該当選手には大会関係者により適切に連絡される。
CPTOnline予選の結果上位8名に進出、もしくはCAPCOM CUP IX出場権を獲得した日本国内の在住者については下記2項のいずれかが適用される。
- CPTOnline予選上位8名進出した者、もしくはCAPCOM CUP IX出場権を獲得した者がJeSUから発行される「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス(以下プロライセンス)」を保有している場合、大会規定の金額が支払われる。13 歳以上 15 歳以下で義務教育課程を修了していない場合はJeSU公認プロライセンス規約にある、「ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス」の定めに準ずるものとする。
- CPTOnline予選上位8名進出した者、もしくはCAPCOM CUP IX出場権を獲得した者がプロライセンスを保有していない場合、CAPCOM JAPANはこれを取得できるようJeSUへ推薦を実施する。ただし何らかの事由により、推薦該当者がプロライセンスを取得できない場合に支払われる金額は、褒賞と大会出演で支払われる対価を合算した金額のうち10万円を上限とする。
- 1.2.いずれの場合にも、日本在住の外国籍の者については在留資格において就労内容に制限がないもの、ないし資格外活動の「個別許可」を取得していることが賞金授受の要件となる。
褒賞の金額は本ルール設定時の予定額とする。賞金額は対象大会前に変更の可能性がある。また、全額USドルの金額とする。
CPTOnline大会群の勝者:
CPTOnline大会群では、毎回$5,000の賞金総額が用意される。各大会の上位4名には、賞金が次の表のとおりに分割されて与えられる。賞金はCAPCOM U.S.A.から直接贈られることになる。CAPCOM U.S.A の独断によって追加の褒賞が与えられる場合もある。
1位 2位 3位 4位 $2,500 $1,200 $800 $500 ただし、上記にかかわらず、ブラジル在住の大会参加者については、以下のとおりとなる。
(i) CPTOnline大会の賞金は付与されない。
(ii) CPTOnline大会で優勝し、CAPCOM CUP IXに出場した場合は、CAPCOM CUP IXの開催地の法律に基づいて賞金が付与される。
CPTOffline大会群の勝者:
CPTOffline: 大会群の勝者に与えられる褒章については確定した段階で本ルールを更新する。
CAPCOM CUP IXの勝者:
CAPCOM CUP IXの出場者48名に与えられる賞金については確定した段階で本ルールを更新する。
さらに、すべての「CAPCOM CUP IXへの出場が確定した選手(以下、出場選手)」にCAPCOM U.S.A.から提供されるCAPCOM CUP IXへの「旅費・宿泊費」は次のもので構成される:(1) 「出場選手」のためのエコノミークラスの往復航空券。出発地は「出場選手」の主たる住まいに近いCAPCOM U.S.A.の定める空港とし、目的地は2023年(時期調整中)に行われるCAPCOM CUP IXの会場とする。航空券の概算小売価格(ARV)は$300~$2,000で、平均ARVは$890となっている。(2) 「出場選手」が宿泊するホテルの宿泊費4泊分。部屋はダブルルームで、食事、電話代、チップ、謝礼、そのほかの雑費は含まれない(ARV $800)。(3) 空港からホテルまでの往復交通費(ARV $100)。各「出場選手」のホテル宿泊数はCAPCOM U.S.A.の判断により変更される可能性がある。
「褒賞」のARVは「褒賞」贈呈時の市場環境や渡航の時期、ならびに出発地からCAPCOM CUP IX会場までの距離によって異なる。ARVと実際の価格が異なっても、その差額が支払われることはない。「出場選手」は渡航に際して有効な渡航文書を携行しなければならない。「出場選手」がCAPCOM CUP IX会場の半径100マイル以内に居住している場合、CAPCOM U.S.A. は空路ではなく陸路での移動手段に切り替える権利を有する。その際ARVの差額分が提供されることはない。
一方で、選手が受け取る「褒賞」は、「褒賞」受領者が居住する国の法律や規制の制限に則し、削減される場合がある。
CAPCOM U.S.A.の独断によって追加の褒賞が設けられる場合もある。褒賞の追加は確定事項ではない。追加褒賞についての最新情報は次のURLで確認できる: https://review-cpt.agacdntest.com
-
褒賞の制約
選手はCAPCOM CUP IXの出場権を複数取得することはできない。「出場権を得た勝者(以下、出場選手)」は2023年春(詳細時期は後日公開)にCAPCOM CUP IX会場まで移動できなければならない。移動日はCAPCOM U.S.A.の独断によって変更される場合がある。「出場選手」が未成年の場合、「出場選手」と同じ条件のもとに親または法的保護者の同伴が必要となる。「出場選手」の親または法的保護者は「出場選手」とCAPCOM U.S.A.によって提供される同じホテルの部屋に宿泊するものとする。親または法的保護者の往復の移動手段はCAPCOM U.S.A.によって提供される。CAPCOM U.S.A.の指定する日程までに「出場選手」が移動できない場合や移動を希望しなかった場合、「出場選手」の特典は抹消され、「旅費・宿泊費」が放棄されるとともに、CAPCOM U.S.A.が決定する次の有資格者がCAPCOM CUP IXの出場選手として招待されることになる。なお、指定する日程より前および後に移動した場合に追加で発生した旅費および宿泊費については CAPCOM U.S.A.は負担しない。
「褒賞」の一部として上記第12条に列記された項目を除くコストや経費は、食事、菓子類、飲み物、ミニバー、娯楽、チップ、謝礼、土産、個人的出費、雑費、ホテルの部屋の損傷、手荷物運賃、旅行保険、ビザ関連費用、出国税・手数料、「褒賞」に関連して使用される備品等を含め、すべて「出場選手」が単独で負担しなければならない。「褒賞」は「現状のまま」提供される。
CAPCOM U.S.A.は独断によって航空会社とホテルを決定できる。成人年齢に達していない「出場選手」は、親または法的保護者と同じ旅程で渡航しなければならない。渡航規制、渡航条件、渡航制限が課せられる場合がある。渡航手配は空き状況に左右されるものであり、また往復で手配する必要がある。大会関係者は航空会社、ホテル、その他の輸送会社、あるいは必要となるサービスや宿泊施設を提供する人物による手荷物の損傷、キャンセル、遅延、迂回、差し替えといったあらゆる作為または不作為に対して責任を負わない。
大会で入賞して何らかの褒賞を受け取ることになった選手は、受領資格供述書、免責/メディア承諾書、フォームW-9、フォームW-8BEN、あるいは国税庁が配布するその他の納税関連書類、そして必須の支払情報書類(出場選手書類)を、褒賞受領資格の確定から10営業日以内に提出しなければ、賞金を受け取ることができない。選手(未成年の場合は選手の親または法的保護者)が褒賞受領資格の確定からCAPCOM U.S.A.の10営業日以内に「出場選手書類」への署名と提出をしなかった場合、あるいはそれを拒んだ場合、その選手は受領資格を消失する可能性がある。選手が資格を消失した場合、CAPCOM U.S.A.はその対象となる賞金を資格消失選手に最後に負けた選手に与える資格を有するが、これは義務ではない。現金以外の「褒賞」に関しては、署名済みの「出場選手書類」を受領してから30営業日以内に、CAPCOM U.S.A.または(場合によっては)大会運営者が、該当する「褒賞」を選手に配送することになる。「賞金」に関しては、署名済みの「勝者書類」を受領してから60営業日以内に、CAPCOM U.S.A.が該当する「賞金」を選手に支払うことになる。「褒賞」の配達を受領できない場合、放棄扱いとなって別の選手に与えられる可能性もある。選手が本ルールに従ってすべての義務を果たすまで、「褒賞」が譲渡されたり割り当てられたりすることはない。賞金に関しては、CAPCOM U.S.A.または大会運営者以外が現金あるいはその他の代替品を提供してはならない。CAPCOM U.S.A.が考える理由(場合によっては独断)により、想定されていた褒賞が提供不可能であるとされた場合、CAPCOM U.S.A.は褒賞の一部または全体を同等あるいはそれ以上の価値の代替品に差し替える権利を有している。
大会に出場することで、選手は大会関係者が「褒賞」に関係した保険の加入または提供を行わないことを認め、また自分の獲得した「褒賞」に関しては各自で生命保険、旅行保険、傷害保険、損害保険、あるいはその他何らかの保険に加入・支払いをする責任があることを認める。
選手は獲得した「褒賞」、そして場合によってはCAPCOM U.S.A.または大会運営者から当人に譲渡される物品の価値にかかるすべての税金(連邦税、州税、地方税、所得税その他を含む)を支払う義務があり、社会保障番号または外国人納税者番号、IRSフォームW8BEN、IRSフォームW8BEN-E, IRSフォームW9、またはこれらに相当する納税用の申告書類を提出しなければならない(CAPCOM U.S.A.が独断により定める時期は、特定の大会やCAPCOM CUP IXへの出場前であったり、出場選手が「褒賞」を受け取る前であったりする可能性もある)。CAPCOM U.S.A.または大会運営者が、国税庁の要求に従い、「褒賞」やCAPCOM U.S.A.または大会運営者から当人に譲渡される価値のある物品の販売価格に関して、IRSフォーム1099または1042またはそれに相当する源泉徴収書式を国税庁に提出する場合がある。またCAPCOM U.S.A.または大会運営者が、法律に従い、かかる文書を州政府機関または地方政府機関に提出することもある。必要かつ適切なすべての納税義務やそのほかの条件(社会保障番号、IRSフォームW8BEN、IRSフォームW8BEN-E, IRSフォームW9またはこれらに相当する情報)の遵守の拒否あるいは不履行があったとCAPCOM U.S.A.が判断した場合、「褒賞」を獲得した選手の「褒賞」は没収されることになり、本ルールに従って別の選手が「褒賞」の受領者に選定される。CAPCOM U.S.A.または大会運営者は、「褒賞」が授与される時点で米国に居住していない選手への「褒賞」について、IRSの定める源泉徴収義務を遵守しなければならない。CAPCOM U.S.A.が授与する「賞金」は源泉税の対象であり、適用される源泉税を差し引いた額が「賞金」の支払額の全額であるものとする。大会の終了から6ヶ月以内あるいはCAPCOM U.S.A.が適切と考えるそれより早い期日に、勝者が「賞金」を受領しない場合や情報や文書の提出義務を満たさなかった場合、出場選手は「褒賞」を受領する資格を失い、CAPCOM U.S.A.は当該選手に対して「賞金」に関する一切の法的責任を負わなくなる。
-
法的責任の制限
CAPCOM U.S.A.および大会運営者は、いかなる司法管轄の法律によるものであれ、大会のゲームソフト、設備、大会オペレーションまたは褒賞制度について、商品性、特定目的への適合性、権利、非侵害ならびにそれらの同等物の暗示的保証を含め、明示的、黙示的、法定的なものを含むすべての保証をしない。
また、選手と大会運営者の関係において、大会運営者は次の点について責任を負わない:
- ユーザー、大会に関連していたり大会で使用されたりした設備またはプログラム、出場選手の登録またはゲームプレイの処理中に発生した技術的・人為的なエラーなどによって生まれた不完全・不正確な情報
- ゲームプレイやゲーム結果の変化につながる可能性のあるオペレーションまたは伝送上のエラー、省略、妨害、欠落、不具合、遅延、通信回線エラー、盗難または破損、不正アクセス。
- ネットワークまたは回線、サーバーまたはプロバイダ、設備、ソフトウェアの問題や技術的不具合。これには大会への出場によって選手が負った傷や損害も含まれる。
- 大会への出場によって発生または出場によってもたらされた選手個人あるいは選手の財産への被害あるいは損失。
- 過失か故意かに関係なく、大会運営にあたって生じた大会運営者あるいはその従業員の行為。
- 設備またはソフトウェアの不具合。
- 技術的不具合によるゲームの未決着。
CAPCOM U.S.A.および大会運営者は、技術的エラーまたはその他のエラーを理由に、独断によってゲーム、試合あるいは大会のやり直しを求めたり、またそれらを無効とすることができる。コンピューターウィルスの感染、バグ、妨害、不正介入、詐欺行為、技術障害あるいはその他CAPCOM U.S.A.または大会運営者の制御が効かない何らかの理由で、大会の全体または一部の運営、セキュリティ、公平性、誠実性あるいは適切な処理が損なわれたり影響を受けたりして、大会の全体または一部が計画通りに進行しなかった場合、CAPCOM U.S.A.または大会運営者は、独断によって大会の全体または一部をキャンセル、打ち切り、変更または延期する権利を有する。上記の一般性を制限することなく、CAPCOM U.S.A.または大会運営者が、個別のゲーム、試合あるいは大会が妨害された、あるいはゲーム、試合、大会の正当性が何らかの理由によって損なわれたと独自の裁量によって判断した場合は、CAPCOM U.S.A.または大会運営者は、そのゲームや試合を除外し、残りのゲーム、試合、大会を基盤として大会運営を行うことができる。いずれかの個人が何らかの技術的不具合や機材の不具合によってゲーム、試合、大会で不利益を被った場合、CAPCOM U.S.A.または大会運営者は、不利益を被った出場選手間で特別なゲーム、試合、大会を組む権利を有する。大会の全体または一部がキャンセル、打ち切り、変更または延期となった場合、CAPCOM U.S.A.は次のURLに告知を掲載する: https://review-cpt.agacdntest.com.
大会への参加または参加を許可されることの約因として、各選手(選手が未成年の場合は各選手の親権者または法定代理人)は、選手が13歳以上であること、 トーナメントに関連するリスクを理解していること、身体的に健康であること、大会参加に支障をきたすような心身の問題がないこと、大会に関連する問題を理解できるよう十分な経験を有していることを保証、表明、承認および同意する。各選手(選手が未成年の場合は各選手の親権者または法定代理人)は、選手がCAPCOM U.S.A.および大会運営者および各子会社、親会社、関連会社、主催者、スポンサー、広告主ならびにそれぞれの所有者、役員、株主、取締役、従業員および代理人(「免責される当事者」)対して選手のトーナメントへの参加から生じる、またはそれに関連する、弁護士費用を含む、請求、要求、訴訟、訴訟、損失、損害、といった費用のみならず以下の内容に制限なく付随、関連するものを無条件かつ取消不能に、法的訴えをしないことを約束し、一切の権利を放棄します。
- 免責される当事者、他の選手、または他の第三者のいずれかの作為または不作為。
- トレーニングや監督が不十分であること。
- 既知または未知の危険性を調査し、安全に保ち、または警告しないこと。
- 機器またはステージセットの操作、設置、製造、および/または設計における欠陥または故障。
- あらゆるイベント施設に関する、またはそれに関する不具合。
- 免責される当事者の黙示的または明示的な保証の違反。
- 旅行、交通手段または宿泊施設。
- 気象条件。
- 賞品の受領、使用または誤用を含むがこれらに限定されない賞品の受賞。
- プライバシー、評判、名誉毀損、精神的苦痛または同様の権利の侵害に対する責任を含むがこれらに限定されない、ここに与えられた権利の行使。
- トーナメントに関連するその他の業務、および上記のそれぞれについて、不法行為(過失および重大な過失の行為を含む)、契約またはその他の回復の理論に基づくかどうか、補償または懲罰的損害、衡平法による救済またはその他にかかわらず、そして現在知られている、または知られていない、または疑われる、または疑われていないかどうかに関わらない。
大会にエントリーおよび参加することにより、選手は、大会運営者、すべての大会関係者およびそれらの親会社、子会社、関連会社、取締役、役員、従業員ならびに代理人を、大会、大会への参加、褒賞やその他大会に直接的・間接的に関わる物品や行為(中傷、名誉棄損、非難、悪口、著作権侵害、プライバシー侵害、海賊版作成、倒錯、特許・著作権・商標・企業秘密・その他第三者の知的財産権の侵害などを含む)から直接的・間接的に生じた怪我や死亡を含むあらゆる傷害、そしてあらゆる損失や損害について、一切の苦情、要求、損害、経費、費用(合理的な弁護士報酬を含む)、そして法的責任(示談を含む)から補償、弁護ならびに免責する。これらの責務は大会実施期間の後も継続する
-
紛争
本ルールの構築、有効性、解釈および法的強制力、トーナメントに関連する選手の権利と義務、またはCAPCOM U.S.A.の権利と義務に関するすべての問題と質問は、カリフォルニア州法に準拠し、カリフォルニア州法に従って解釈されるものとする。
いかなる状況においても、いかなる選手も、懲罰的損害賠償金、付随的損害賠償金、派生損害金、および特別損害賠償金またはその他の損害金(自己負担費用を除く)を請求または回収することが禁止され、又そのためのすべての権利および賠償金を増やす権利を放棄するものとする。一部の管轄区域では、付随的損害賠償金および派生損害金に対する法的責任の制限または除外が認められていないため、上記の規定が適用されない場合がある。
これらの「CAPCOM PRO TOUR 公式規定2022」またはCAPCOM U.S.A.との関係に起因または関連するいかなる紛争も、最終的には選手とCAPCOM U.S.A.との間の拘束力のある仲裁により解決されるものとする。選手(選手が未成年者の場合は選手の親権者または選手の法定代理人。本条において以下同じ。)とCAPCOM U.S.A.は、仲裁を開始する前に紛争の解決を誠実に試みることに同意する。選手とCAPCOM U.S.A.が書面で合意しない限り、非公式交渉の期間は、選手またはCAPCOM U.S.A.が紛争について書面で通知する日から60日となる。 選手とCAPCOM U.S.A.は、どちらも非公式交渉の期限が切れる前に仲裁を開始しないことに同意する。非公式折衝が効果的でない場合、仲裁は以下のように行われるものとする。
仲裁は、JAMSのウェブサイト(http://www.jamsadr.com)または(800)352-5267でJAMSに電話することによって利用可能な包括的な仲裁規則および手続きに従って、JAMSによって開始され実行されます。単一の仲裁人の前にJAMSによってカリフォルニア州ロサンゼルスで行われる。しかし、紛争の金額が$25,000以下である場合、仲裁人が代わりに対面審問を行う正当な理由を見つけない限り、仲裁審問は電話で行われる。
適用法の規定にかかわらず、仲裁人はこれらの公式規則に抵触する損害賠償、救済または報奨を授与する権限を持たない。仲裁人の裁定は書面で行われ、両当事者を拘束するものとし、管轄裁判所の判決として提出することができる。選手の仲裁手数料および仲裁人報酬に対する選手の持分は、JAMS包括的仲裁規則および手続きに準拠するものとする。
選手が拘束力のある仲裁に同意することを理解し認知した場合、選手は訴訟を裁判官または陪審員の前で提起もしくは参加することの権利を放棄するものとする。代わりに、選手は、すべての紛争すべての紛争は、中立の仲裁人の前に解決されることに同意し、仲裁人は、その仲裁(決定)を拘束し、最終的なものとする。
選手はさらに、場合によっては、仲裁費用が訴訟費用を上回る可能性があることを理解すると共に、すべての当事者は、ディスカバリーの権利は、裁判所よりも仲裁において制限される可能性があることを理解しているものとする。
選手もCAPCOM U.S.A.も、これらの本ルールに基づいてまたはこれらに関連して発生した請求、またはCAPCOM U.S.A.との選手の関係について、集団訴訟またはクラス全体の仲裁に参加することはありません。上記の集団訴訟の禁止が法的強制力のないことが判明した場合、本条第15条の前述の文言はすべて選手にとって無効となり、進行中または将来の紛争は、仲裁の場合を除き、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスの郡の正当な管轄権を有する裁判所に提出されます。
仲裁を通じてすべての紛争を解決するという当事者の決定にかかわらず、いずれの当事者も、特許権の侵害または無効、著作権侵害、著作者人格権の侵害、商標権の侵害、および/または企業秘密の不正使用についてのクレームのみを主張する。ただし、明確にするために、これらの本ルールに基づいて、または本ルールに関連して、CAPCOM U.S.A.によって出場選手に付与されたライセンスに関連する主張はしない。
この第15条は、CAPCOM U.S.A.との選手の関係の終了後も存続する。
-
スポンサー
各大会の大会運営者は、適用される各種の競技会関連法のもと、開示義務その他を含むスポンサー/管理者/運営者の義務を果たすために、大会のスポンサー/管理者/運営者を務める。
-
権利保有
CAPCOM U.S.A.は独断により、理由に関わらず本ルールを改定、更新、変更、改変、追加、補足または削除する権利を有する。かかる変更は事前告知の有無に関係なく有効となる。本ルールの最新版は次のURLに掲載される: https://review-cpt.agacdntest.com.
-
優先版
本ルールについては英語のものが優先される
添付A
CAPCOM Pro Tour Online Premier 2022
大会日程
添付B
CAPCOM Pro Tour 2022
公式大会ルール
以下はすべてのCPTOnline大会群が準拠するCAPCOM Pro Tour Online Premierの公式大会ルール(「大会ルール」)である。本大会ルールにて使用される用語はすべてCAPCOM Pro Tour公式規定 2022に定められたものと同じ意味を持つ。
すべてのCPTOnline大会群は、以下に記される大会ルールに従って運営される。なお、本ルールはCPTOnlineに特化したルールであり、従来のCAPCOM Pro Tourで使用するルールと異なる部分がある。
-
CPTOnlineの一般規則
選手はCAPCOM CUP IXの出場権を複数取得することはできない。
-
大会の一般規則
- 大会で使用されるゲーム:CAPCOMのビデオゲーム「ストリートファイターV チャンピオンエディション(PlayStation 4版もしくはSteam版)」および(1)大会開催日までにリリースされるすべてのアップデート、パッチおよびステージ、(2)大会開催日の7日以上前までにリリースされるキャラクターパック。
- オンライン対戦を行うための下記参加資格を満たす必要がある。
- 3Mbps以上のアップロード回線速度を保有すること。
- Smash.GGのアカウントを保有すること: https://smash.gg/
- PSNまたはSteamが利用できる地域に居住すること。
- PSNまたはSteamのアカウントを保有すること。
- 大会に出場できるのは選手1人につきPSNまたはSteamのアカウント1つとする。
- ワイヤレス接続(Wi-Fi)は禁止とする。選手がWi-Fiを使用しているという裏付けが取れた場合、当該選手はその年のCPTOnlineから出場停止となる。
- 後述されるC条5項に記載された「コントローラー利用概要」に沿ったコントローラーを使用すること。
- ゲーム設定: 99カウント、3ラウンド制
- 全大会:ダブルエリミネーション方式トップ8までは2本先取、トップ8は3本先取。
- CAPCOM CUP IX:詳細が確定した段階で本ルールを更新する。
- 選手はゲームをフリーズ/リセットさせたり、キャラクターをプレイエリア外に出したり、あるいはそれに似た結果を生んでゲームのプレイを妨げるグリッチやバグを利用してはならない。
- Kanzuki Beach、Flamenco Tavern、Skies of Honor、Field of Fate、Mysterious Coveの各ステージは大会での使用が禁止される。なお、公式配信では選手が選択したステージと異なるステージが表示される場合があるが選手の対戦に影響は無い。
- キャラクター Eleven(イレヴン)は大会での使用が禁止される。
- 添付C「大会での使用が禁止されるコスチューム、カラー」に記載されたコスチューム、カラーは大会での使用が禁止される。
- 選手はCAPCOM U.S.A.または大会運営者の指示によって、大会または試合中に7.9.で禁止されていない特定のステージ、コスチューム、カラーの使用を禁じられる場合がある。どのステージ、コスチューム、カラーが禁止されるかはCAPCOM U.S.A.または大会運営者が独断により任意のタイミングで決めることができる。
- 試合中に7.8.9.10.で禁止されたキャラクター、ステージ、コスチューム、カラーが使用された場合、速やかにゲームを中断して再戦を行わなければならない。もし選手がゲームの中断を行わずに続行した場合はゲームの勝敗結果を無効とした上で再戦を行うこととする。
- CAPCOM U.S.A.または大会運営者の指示あるいは独断により、選手名にぼかしや覆い、あるいは変更が加えられる場合がある(選手名が大会のプロモーション素材や放送素材に入りこむ場合などは、特にその可能性が高い)。変更後の選手名はCAPCOM U.S.A.または大会運営者の事前承認の対象となるが、CAPCOM U.S.A.または大会運営者の独断によってそれが差し控えられることもある。
-
大会の対戦ルール
- プレイサイド選択:両選手は、着席の際にマシンのどちら側につくか(誰が1Pで誰が2Pか)について合意しなければならない。合意に達しなかった場合は、大会運営者の指示に従うものとする。
- 試合の進行:両選手のキャラクターの選択が終わったら、選手は試合の第1ゲームを開始する。ゲームが終了すると、次のルールが適用される:
- どちらかの選手が規定のゲーム数を取ると、試合は終了する。
- どちらかの選手が規定のゲーム数を取ったら、試合の勝者は審判に結果を報告する。
- ゲームを取った選手にはサイド交替の権利はない。ゲームを落とした選手が移動を望まない場合、サイドの交替はできない。
- 先行するゲームを取った選手は同じキャラクターを使い続けなればならないが、VトリガーとVスキルの変更はできる。ただし対戦相手がVトリガーとVスキルを選択する前に先にVトリガーとVスキルの選択を終えなければならない。
- 先行するゲームを落とした選手は自由に次のキャラクター・Vトリガー・Vスキルを選択してよい。
- ルール違反の報告:大会の開催中に、選手が大会ルールまたは大会中の特定ゲームのルールに違反することがある。ルール違反を正すために次の規則が適用される。
- 試合に臨む選手は、あらゆる試合のルール違反を発見し、それを即座に大会運営者に報告する責任がある。
- ゲームプレイ外のルール違反はゲームの開始前に大会運営者に報告しなければならない(試合の第1ゲームを取った選手によるキャラクターの変更など)。
- 選手はゲーム外のルール違反に対処するために進行中のゲームを中断してはならない。ゲーム外のルール違反に対処するために進行中のゲームを中断すると、ゲームを中断した人物がラウンドを放棄したことになる。
- ルール違反を報告するためにゲームを中断することが許されるのは、かかる違反が試合の最中に発生した場合のみである。
- 進行中のゲームを中断してルール違反を指摘したがそれが誤りだった場合は、ゲームを中断した人物がラウンドを放棄したことになる。
- ルール違反はその発生時点で報告されなければならない。そうでないかぎり違反は不問とされる。
- 大会運営者は選手の代わりにあらゆるルール違反を報告することができる。
- 大会運営者がゲームを中断してルール違反を指摘したがそれが誤りだった場合、両選手は同じキャラクター、順番、サイドを選んでゲームをやり直す。この際、失格者は発生しない。
- 違反を指摘するためにゲームを中断できるのは大会運営者と当該試合をプレイ中の選手のみである。
- 紛争
- オンライン大会からなんらかの紛争が発生した場合、当事者である選手は、オンライン大会の運営者(以下「運営」という)であるBlue Coastにスクリーンショットを提出するか動画を共有しなければならない。
- 運営は個別に紛争を解決する。
- コントローラー利用概要
- 選手が利用するコントローラーは選手の好みのコントローラーを使用することができる。
- 使用するコントローラーは、ゲームの標準的な機能に干渉するマクロやターボ(連打機能)、あるいはその他の機能は禁止される。
- 大会で使用するプラットフォームがSteamの場合はキーボードの使用を認める。
【CPTにおけるコントローラー利用の理念】
CAPCOM U.S.A.はコントローラーを選択したり、またはカスタマイズしたりすることを阻害しない。これは選手の置かれた環境や、身体的な特徴、個性、その他やむを得ない理由によって、そうせざるを得ない事象が有ることを認めるからである。ただし、これは公平性が担保された範囲でのみ、その多様性が認められる。
カスタマイズとはボタンやレバーの物理的な場所の変更や、コントローラーそのものを作り出すことを指す。その場合PS4標準コントローラーである、DUALSHOCK 4の機械的な能力を超えたカスタマイズは推奨されない。
もしもコントローラー利用の理念に反する物が見受けられた場合は、大会運営者の判断により該当コントローラーの使用停止と、コントローラー利用概要に準じたコントローラーに選手が速やかに用意する指示がなされる場合がある。その際、大会運営者は選手に対して十分な説明を行う必要がある。
【コントローラーのカスタマイズ】
公平性の担保としてカスタマイズが認められる範囲は以下の通りとなる。
- 攻撃行動として使用できる入力系統は最大8個までとする。ただし同じ攻撃行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。例えば、弱Pボタンを2つ以上設置することは認められない。攻撃行動の入力系統が8個を超えるコントローラーを使用する場合は事前に不要な入力系統を攻撃行動として使用できないようにする措置を行わなければならない。なお、ゲーム中の『コントローラー設定』で攻撃行動の入力として使用できないボタン(DUALSHOCK 4のL3、R3ボタン等)については上記対象とならない。
- 移動行動として使用できる入力系統は最大4個までとする。同じ移動行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。例えば、上方向キー入力ボタンを2つ以上設置することは認められない。
- 移動行動を方向キーやレバー、アナログスティックではなく、ボタンとして適応したものを移動ボタンと言う。移動ボタンとレバーは共存して設置することができるが、その場合は対価として、対応する移動行動のキー入力を失わなければならない。例えば、上方向キーだけを移動ボタン化した場合、レバーの上方向の入力は無効化しなければならない。
- 移動行動ができる方向キー、レバー、移動ボタンと、アナログスティックは共存して設置することができる。ただしアナログ入力による移動行動はアナログ情報のまま入力を行わねばならない。例えば、アナログスティックをボタン化したりレバー化したりする等の機械能力の変換を行うことは認められない。
- 攻撃行動もしくは移動行動の入力情報を消去、無効化する機能を追加してはならない。特例として左右及び、上下の入力については下記仕様のみ認められる。
- (左右の方向キーが同時に入力された場合)
- 両方の入力を維持、もしくは両方の入力を不成立とする必要がある。
- (上下の方向キーが同時に入力された場合)
- 両方の入力を維持、もしくは両方の入力を不成立とする必要がある。
- しかし、上方向のみの入力として出力されることは、ファイティングゲームコミュニティやCPTの運営の歴史に鑑みると排除されるべきではないため、特例的に認める。
ただしCAPCOM U.S.A.はCPTOnlineにおいてこの特例を破棄する権限を有す。
- 上記はコントローラーのみならず、キーボードでも同様にルールが適応される。
【用語の定義】
レバー – レバーの傾倒によって、「入力されたか」「入力されていないか」の2つの状態を見る装置のこと。
ボタン – ボタンの押下によって、「入力されたか」「入力されていないか」の2つの状態を見る装置のこと。
アナログスティック – スティックの傾倒角度によって段階的に入力状態を伝える装置のこと。
機械的な能力(機械能力) – ボタンやレバーの数。アナログスティックの感度のこと。
入力系統 ボタン・レバー・アナログスティック、キーボードキーを指す。しかし全選手の要望がこれらの入力系統で網羅できるとは考えおらず、場合によっては増えることも検討される。
攻撃行動 – 1つの入力で発生するストリートファイターVにおける攻撃のこと。1つのコントローラーには、弱P・中P・強P・弱K・中K・強K・複合入力1・複合入力2の最大8つまでの攻撃行動を適応させることができる。
移動行動 – 方向キー、あるいはアナログスティックを傾倒することでキャラクターが移動したり、必殺技や特殊技等を入力したりする際に必要な行動のこと。
複合入力 – 1つの入力を行うことで多数の入力を実行したことになること。複合入力は、ストリートファイターVのゲーム中、コントローラー設定で適応できる複合入力以外は認められない。すなわち,
弱P+弱K・中P+中K・強P+強K・強P+中K・弱P+中P・弱K+中K・弱P+中P+強P・弱K+中K+強K
の8組み合わせ以外に無い。無論、移動行動と攻撃行動の組み合わせを1つの入力系統に収める事はできない。
上記以外の想定しない問題が出た場合は、大会運営者がCAPCOM U.S.A.との協議のもと判断を下す事ができる。
- その他の追加ルール
- どの大会でも試合が引き分けになることはない。試合(決勝戦を含む)のプレイを拒否する選手は失格処分となり、その大会で得られたであろう権利や褒賞はすべて没収される。
- ゲームが引き分け判定を下した試合は、ゲームが引き分けでも勝者が決まっている場合を除き、再試合となる。
- 必然的敗北ルールは適用される。必然的敗北とは、選手がラウンドまたは試合に適正に勝利した(対戦相手を倒す技がヒットした状態など)にもかかわらず、ゲームによって勝利アイコンが与えられる前にポーズをかけてしまった場合、依然として勝敗が確定することを指す。このルールの一般的な事例としては、選手1が選手2にクリティカルアーツをヒットさせたが、そのクリティカルアーツが掴み技のため最後のヒットが処理されるまでダメージが入らない、というケースが考えられる。この場合でも対戦相手はラウンドに適正に敗北したことになる。技がもう一方の選手をKOしたかどうかについて意見が分かれる場合、大会オフィシャルが試合のポーズを解いて技の結果を確認し、次の処理に移行する。技によって対戦相手が倒されていなかった場合は、ゲーム途中の中断に関するルールが適用される。
- 競合相手との共謀はいかなる類のものであれチート行為とみなされる。大会運営者によって、競技者が共謀して結果を操作している、あるいは故意に手を抜いたプレイをしていると判断された場合、当事者である選手は即座に失格処分となる。この判断は大会責任者が独自に下すことになる。これによって失格処分となった選手は、その大会で得られたであろう権利や褒賞をすべて没収される。
- 大会運営者は暴力、暴力行使の示唆、あるいはその他の脅迫・威嚇行為を一切容認しない。暴力行使の示唆や極端な威嚇行為、あらゆる種類の暴力には、即座に永久的出場停止処分が下される。なお、これら暴力の定義にはサイバー暴力も含まれる。
- 大会会場内あるいはその周辺での賭博行為は禁止とする。会場内で賭博行為を行う選手は即座に大会から除外され、場合によっては永久出場停止となる。
- 試合に欠席(ノーショー)あるいは遅刻した選手はルーザーズブラケットに移動し、以後も欠席・遅刻がみられる場合は失格処分となる。
- 不正なプレイや大会の妨害を行った選手は運営の独断によって失格となる場合がある。
- 各大会においては運営から本ルールに記載されていない追加ルールの提示が行われる場合があるが、選手は運営からの提示された追加ルールにも従う必要がある。
これらのルールは可能な限り公平かつ円滑な大会運営を実現するためのものである。だが予見されない状況によって特別な対応が必要となることもあり、そうした場合のためにCAPCOM U.S.A.または大会運営者は、理由や時期に関係なく独断によって大会ルールの一部変更や選手の除外を行う権利を有する。
添付C
大会での使用が禁止されるコスチューム、カラー
以下のコスチュームについては公平性の観点から大会での使用が禁止される。
キャラクター名 | コスチューム名 | 画像 |
---|---|---|
M.Bison | ガッツマン | ![]() |
Blanka | ストーリー | ![]() |
Blanka | ネルギガンテ | ![]() |
Ed | ネロ | ![]() |
Gill | パイロン | ![]() |
Vega | アスタロト | ![]() |
Necalli | ハロウィン | ![]() |
R. Mika | 職業 | ![]() |
Rashid | エアーマン | ![]() |
Rashid | ビューティフル ジョー | ![]() |
Ryu | ロックマン | ![]() |
Urien | ハロウィン | ![]() |
Urien | ウェスカー | ![]() |
Dan | ストーリー | ![]() |
以下のコスチュームに含まれる特定のカラーについては公平性の観点から大会での使用が禁止される。
キャラクター名 | コスチューム名 | 画像 | カラー番号 |
---|---|---|---|
Zangief | メカ | ![]() | 2 |
Abigail | ハロウィン | ![]() | 2 |
Urien | ストーリー | ![]() | 6 |
Urien | 戦闘服1 | ![]() | 7 |
All Characters | デフォルト | EX9 | |
All Characters | デフォルト | EX10 |
添付D
CPTOnline 対象地域リスト
各ブロックの大会についてはリストに記載された地域に在住の選手のみが参加可能となる。
Tournament Name | Country or Regions |
---|---|
Asia East | Hong Kong, Macao, Chinese Taipei, South Korea |
Asia South East | Indonesia, Malaysia, Philippines, Singapore, Thailand, Vietnam, Brunei, Darussalam, Cambodia, Lao People’s Democratic Republic |
Australia | Australia |
Brazil (SA East) | Brazil |
Central America East | The Bahamas, Dominican Republic, Puerto Rico, Cuba, Jamaica, Trinidad & Tobago, Martinique, Barbados, Guadeloupe, Cayman Islands, Saint Lucia, Virgin Islands U.S., Grenada, Aruba, Antigua & Barbuda, Saint Vincent & the Grenadines, Virgin Islands British, Saint Kitts & Nevis, Dominicana, Turks & Caicos Islands, Haiti, Anguilla, Bonaire Saint Eustatius & Saba, Curacao, Saint Maarten (Dutch part), Saint Barthélemy, Montserrat, Saint Martin (French part) |
Central America West | Mexico, Honduras, Nicaragua, Guatemala, Republic of Panama, El Salvador, Costa Rica, Belize |
Asia | China |
Europe East | Bulgaria, Czech Republic, Greece, Hungary, Poland, Romania, Slovakia, Ukraine, Croatia, Serbia, Bosnia & Herzegovina, Republic of North Macedonia, Republic of Moldova, Georgia, Albania, Montenegro, Kosovo |
Europe West | Switzerland, Netherlands, Belgium, Slovenia, Germany, Austria, Luxembourg, Italy |
France/Spain/Portugal | France, Spain, Portugal |
Japan | Japan |
Middle East | United Arab Emirates, Saudi Arabia, Kuwait, Oman, Qatar, Bahrain, Iran, Palestine, Syria, Jordan, Lebanon, Turkey, Cyprus, Israel, Iraq, Armenia, Azerbaijan, Yemen |
Nordic/Baltic | Denmark, Estonia, Finland, Latvia, Lithuania, Norway, Sweden |
North America/Canada East | US: Connecticut, Delaware, Florida, Georgia, Maine, Maryland, Massachusetts, New Hampshire, New Jersey, New York, North Carolina, Pennsylvania, Rhode Island, South Carolina, Vermont, Virginia, West Virginia – CAN: Quebec, Newfoundland & Labrador, New Brunswick, Prince Edward Island, Nova Scotia |
North America/Canada Midwest | US: North Dakota, South Dakota, Nebraska, Kansas, Oklahoma, Texas, Minnesota, Iowa, Missouri, Arkansas, Louisiana, Wisconsin, Illinois, Kentucky, Tennessee, Mississippi, Alabama, Michigan, Indiana, Ohio – CAN: Manitoba, Ontario, Nunavut |
North America/Canada West | US: Alaska, Arizona, California, Colorado, Hawaii, Idaho, Montana, Nevada, New Mexico, Oregon, Washington, Wyoming, Utah – CAN: British Columbia, Alberta, Northwest Territories, Yukon, Saskatchewan |
Republic of South Africa | South Africa |
South America West | Argentina, Bolivia, Chile, Colombia, Ecuador, Paraguay, Venezuela, Peru, Uruguay, Guyana, Suriname, French Guiana |
United Kingdom/Ireland | United Kingdom, Ireland |